ピアノは1日にどのくらい練習すればいい?

ピアノ練習方法

体験レッスンや習い始めの生徒さんに

「1日にどのくらい練習すればいいですか?」とよく聞かれます。

独学の方も、練習時間の目安は気になっているようです。

そこで
練習時間と、どんなことに意識をもって練習すると効果的かということにも触れていきます。

1日の練習時間を決めるなら

曲の長さや難易度によって練習時間は左右されますが、

初級あたり(ブルグミュラーあたり)ですと1日に30分は欲しいところです。

それでも時間がない時は
集中して部分練習を10分おすすめしています。

でも

「回数と時間は問題にしないでください」
お答えしています。

なぜなら、

何のために練習していますか?

昨日より上手くなる為に練習する!
当たり前だけど、弾けない所を弾けるようになる為に練習する

数ない時間・少ない回数で
上手くなろうとする意識が大切です。

この意識は時短につながる練習方法です。

ちなみに私は、生徒さまのレッスンの合間5〜10分に部分練習をしています。
もっと時間をとりたいけれど💦
この数分間の練習でも身になっているのを感じています。
数分間だからこそ、半端ない集中力がもてるのです。😃

無意識な練習はしない

無意識な練習はNGです!

ピアノの導入あたりまではどんなに間違った練習でも、時間をかければ曲は弾けるようになりますが

それ以上のレベルの曲では、
無意識に練習するのは時間がかかりすぎます。

無意識な練習とは

無意識な練習とは
ただひたすら音を間違えないように弾く練習。
これは音をただ並べただけの練習です。

とにかく間違えずに弾ければいい!というだけなら
無意識なひたすら練習も良いですが、それでは機械的な表現のない演奏になってしまいます。

もちろん間違えないための練習ですが
それプラス(➕)の目的と意識をもって考えて練習することで
時短にもつながります。

目的・意識・考えること

それでは具体的にどういったことに意識しながらの練習が必要かをまとめてみました。

  • 素敵な演奏にするという目的
  • 音色にこだわる(導入の段階から必要です)
  • 間違えてしまう原因は何か考える
  • 上手く弾けた時、何が良かったのか考える
    ⇨指使い・体・腕・手首の使い方・反応速度など
  • どんな練習が必要か考える(効率の良い練習は何か)
  • 何に気をつけて弾くと良いか
  • どのように直さないといけないか
  • 苦手な所を得意にするという目的
  • 少ない回数・少ない時間で上手くなろうとする意識
  • 音色は聴けているか
  • 自分はどんな風に弾きたいのか

これは遠回りのようで一番早く定着します

大変ですが譜読みの段階からこの意識を持って練習すると、
無意識な練習よりも曲の仕上がりが全然ちがいます!

そして

どんな練習方法が必要か?

という練習方法を自分で考えることが近道です。

例えば

  • 楽譜のリズム通りの練習だけでなく、リズムを変えてのリズム練習
  • スタッカートはレガートで練習
  • 音を増やして練習  
    など沢山あります

まとめ

  • 1日の練習時間を決めるなら
    時間がない時は、集中して部分練習を10分
  • 少ない回数・少ない時間で上手くなろうとする意識が大切
  • 無意識な練習はNG
  • 目的をもって、何に意識するか、必要な練習方法を考える

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