旅行、体調不良、手を痛めてしまったなどでピアノが弾けない時、
それが発表会やコンクールなどの本番が近いと困りますよね💦
弾けない期間、
そんな時どうすればよいかのお話です。
イメージトレーニングをする
スポーツの世界では、自分の身体の動きを頭の中でイメージすることによって運動機能が実際に高まることが知られています。
音楽の分野でも多くのピアニストは、日々の練習や本番前にもイメージトレーニングをしているそうです。
イメージトレーニングとは
イメージトレーニングとは
〝体を動かさずに頭の中で具体的なシーンを思い浮かべることで、精神的な活動を行うトレーニング〟です。
スポーツや楽器演奏などの身体的な活動の事前練習として行われ、運動パフォーマンスの向上に効果があることが知られています。
AIによる概要
ピアノのイメージトレーニング
ピアノでは
『実際に、鍵盤とピアノを弾いている指の動きを思い浮かべて指を動かす』
イメージトレーニングは
指を動かす脳の「神経細胞」の動きが向上して、指が速く正確に動くようになるなどの効果があります。
そして、ピアノを触れられるようになった時に実際にしっかりと練習すれば、触れなかった期間を取り戻すことができます。
このことは実験をして証明されているそうです。
ピアニストが頭の中で演奏のイメージを思い描くと、実際に演奏しているときと同じ脳のネットワークが働くとのことです。
イメージトレーニングを練習として上手く取り入れれば、脳を育むのに効果的で、本番の直前にも脳がリハーサルするのに役立つはずです。
また、楽譜を見ながら指を動かすことは暗譜にも繋がってきます。
生徒さんのお話
実際の生徒さんのお話なので、ご興味がなければとばしてくださいね。
実は、2ヶ月間の海外出張があります!
発表会の曲を決めた直後、2か月間の海外出張に行かれました。
海外出張は少し前から決まっていたそうで、練習ができないから発表会の参加を迷われていましたが、
とりあえずは参加する方向で曲を選ばれて、1度もその曲のレッスンをしないまま海外出張に行かれました。
私からは、「楽譜を持っていって、鍵盤を思い浮かべて指を動かすイメージトレーニングをしてみてください。何もやらないより効果はありますよ。」とだけお伝えしました。
帰国後(2ヶ月後)の最初のレッスンで、4ページほどの曲の譜読みを終わらせていて
間違えながらも、最後まで両手で弾けるまでになっていました。
2ヶ月間の状況を聞いてみたところ
- 出張前に少しはピアノを弾けた
- 2ヶ月間、ピアノには触っていない
- 紙の鍵盤でイメージしながら指を動かしていた
- 帰国後、1週間ピアノ練習ができた
とのこと。
イメージトレーニングをしていたので帰国後、実際のピアノが楽に弾けたそうです。
初見で弾くよりも、頭が整理できているから弾きやすくて練習が捗ったとの事。
ただ、ピアノを弾くよりも大変で凄く疲れたそうです💦
もともと譜読み力はある生徒さんですが、イメージトレーニングの効果は凄いですね✨
もちろん、発表会には素敵な演奏になりました👏
まとめ
- ピアノに触れない時はイメージトレーニング『実際に、鍵盤とピアノを弾いている指の動きを思い浮かべて指を動かす』
- イメージトレーニングの効果は、ピアノに触れられるようになった時、実際にしっかりと練習すれば、触れなかった期間を取り戻すことができます。
- 楽譜を見ながら指を動かすことは暗譜にも繋がってきます。
- イメージトレーニングを練習として上手く取り入れれば、脳を育むのに効果的で、本番の直前にも脳がリハーサルをするのに役立つはずです。