初心者の方がピアノを始めるとき、どんな楽譜を選べば良いのか迷いますよね。
子ども編と大人編、共通してやるべき楽譜をご紹介します。
また、とくに子どもさんの教本が進まなくなって(又は進みが遅くなって)
どう対処して良いか悩んでいませんか。
たくさんの導入教材を研究し、使ってきた結果
ブルグミュラーに入るまでの最短ルートと、教本の良いところ取りで
導入期のおすすめの楽譜をご紹介していきます。
子ども編: ブルグミュラーまでの最短ルートで最適な教材
私自身の教材研究と、著名な指導者やコンクール審査員の先生より学びを受け、
最も最短ルートで最適な楽譜がわかりました。
それが『ピアノランド』シリーズです✨
『ピアノランド』1~3巻



『ピアノランド』シリーズは1~5巻までありますが、
5巻までやらなくても、3巻まで終了すればブルグミュラーに進めます。
ただし、この一曲ずつの合格基準は高いのです!
私の教室ではミュージックデータと合わせて
指定のテンポで弾けることはもちろん、音楽表現もできて合格です。
次回の記事に、合格ラインとなぜ『ピアノランド』シリーズが良いのか?
を詳しく載せていきます。
新版 みんなの『オルガン・ピアノの本』1~3巻



『オルガン・ピアノの本』シリーズは1〜4巻までありますが
譜読みが1人でできれば4巻までやらなくても
3巻まで終了すればブルグミュラーに進めます。
つまづきやすい教本
シリーズをそのままの流れで進めていくと
譜読み力が弱いと、つまづきやすい教本があります。
①『オルガン・ピアノの本』3巻

『オルガン・ピアノの本』シリーズで気をつけたいのは
3巻に進むかどうかです。
譜読み力が弱かったり、2巻の進みが遅いとき
そのまま3巻に入るとつまづきやすいので
3巻には進まずに
『メトードローズ』の下巻に進んでブルグミュラーに入ります。

メトードローズの良いところは、譜読みとリズムを強化しながら進めていけます。
ブルグミュラーに入ったとき、急に譜読み力がついている!✨
ということがよくあります。
そして、バイエルを通るよりポリフォニーに入った時に、
そんなに苦戦しないです。
②ピアノひけるよ!ジュニア3巻



『ピアノひけるよ!ジュニア』シリーズは
1巻〜2巻は知っている曲で楽しく進めますが、2巻の進みが遅い時は3巻に進みません。
譜読み力が弱いと3巻は急に難しくなります。
指替えやポジション移動が急にくるので、つまづきやすいです。
なので3巻には進まずに、ワンクッション!
ぴあのどりーむ3巻をはさみます。

『ぴあのどりーむ』3巻は『ピアノひけるよ!ジュニア』2巻の復習もかねているので、
苦もなく進んで自信を取りもどせます。
そのあとは
『ぴあのどりーむ』3巻がゆっくりペースであれば
『ぴあのどりーむ』4巻⇨5巻⇨ブルグミュラー25の練習曲
(6巻に入らなくて大丈夫)
『ぴあのどりーむ』3巻がハイペースで終わったら
メトードローズの下巻⇨ブルグミュラー25の練習曲
子ども編:まとめ
- 『ピアノランド』1〜3巻⇨ブルグミュラー
- 『オルガン・ピアノの本』1〜3巻⇨ブルグミュラー
- 『オルガン・ピアノの本』2巻⇨『メトードローズ』下巻⇨ブルグミュラー
- 『ピアノひけるよ!ジュニア』1・2巻⇨『ぴあのどりーむ』3〜5巻⇨ブルグミュラー
- 『ぴあのどりーむ』3巻⇨『メトードローズ』下巻⇨ブルグミュラー
大人編: ブルグミュラーまでの最短ルート
大人の生徒さんも、これまで色々な楽譜で進めてきた結果
1番良かった教材は
『おとなのためのピアノ教本』シリーズです。


このシリーズは5巻までありますが
私の教室では2巻まで終わったらブルグミュラーに進みます、
ポップスなどに進みたい方は3巻・4巻に進んでいます。
好きな曲に進みたい方には3巻まで終わらせてからをオススメしています。
このシリーズについて詳しく載せています。
共通してやるべき楽譜



両手が少し慣れてきたら
『バーナムピアノテクニック導入書』は、成長にもよりますが4歳から使えます。
場合によっては幼児さんは同書の『ミニブック』からが良いかもしれません。
大人の方は『バーナムピアノテクニック1巻』からが良いと思います。
『バーナムピアノテクニック』の取り組み方について
こちらに詳しく載せています。
まとめ
ブルグミュラーまでの最短ルートのオススメ教本は
・『ピアノランド』1巻〜3巻
・『オルガン・ピアノの本』1巻〜3巻
- オルガン・ピアノの本』2巻⇨『メトードローズ』下巻⇨ブルグミュラー
- 『ピアノひけるよ!ジュニア』1・2巻⇨『ぴあのどりーむ』3〜5巻⇨ブルグミュラー
- 『ぴあのどりーむ』3巻⇨『メトードローズ』下巻⇨ブルグミュラー
・『おとなのためのピアノ教本』1巻・2巻
・『バーナムピアノテクニック』